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現代医療はがん患者を助けられるのか?
【対談】安保 徹 & 上野 紘郁

なぜ人はガンになるのか
上野

安保先生の理論で言うと、ガンはどのように発生するのでしょうか。
安保

ガン細胞は、私たちの体内で毎日発生しています。私たちの体内では細胞分裂が繰り返され、毎日多くの細胞が死に、新しい細胞が生まれています。その細胞分裂のときにコピ−ミスで変質細胞が生じ、ガンの芽が生まれます。
しかし、この段階でリンパ球と顆粒球のバランスが保たれ、自律神経が働いていて免疫力が高まっていれば、ガン細胞の芽の段階で消失させる能力も備わっているのです。
ここを擦り抜けて促進因子(プロモ−タ−)の影響を受けると、ガンの芽がだんだんガン細胞になっていきます。そして、さらに組織に生長するのです。
免疫力が弱まっていると、どの段階でもガンの生長を止めることはできません。逆に、大きなストレスを抱えて顆粒球過多になっていると、ガンを増殖させる絶好の環境をつくりだしてしまうのです。
上野

ガンが発生しやすい年齢はありますか。
安保

はい。人には、ガンが発生しやすい時期が二回あります。10歳前後と50歳前後です。
10歳前後というのは、胸腺におけるリンパ球の増殖と分化のスピードが最高潮に達している時期です。体内にリンパ球が溢れている状態で、当然リンパ球と顆粒球の理想比率が壊れています。そのため、増殖中のリンパ球が悪性化してリンパ性白血病や悪性リンパ腫になりやすいのです。リンパ球のピ−クを過ぎると15歳から成人へ向かうころから胸腺は退縮してきます。そのため、リンパ球比率が下がってきて、代わりに顆粒球が徐々に増えてくる。
そして、50歳代に入ると、リンパ球はかなり減少して今度は顆粒球のほうが増え始めるのです。活性酸素にさらされる機会が重なり、細胞再生多い大腸、肺、乳腺、胃といった部位に悪性化が起こりやすくなります。顆粒球とリンパ球の比率が明らかに正反対の二つの年齢にガンが多発するのは、免疫学上で本当に興味深いことです。
このことから、顆粒球過多の人間にもリンパ球過多の人間にも、ガンの恐れがあることが分かったのです。逆に言えば、繰り返すようですが、顆粒球とリンパ球のバランスが理想的な範囲に保たれている人は、ガンになりにくいと考えられるのでしょう。
ただし、私が日頃から思っているのは、ガンは決して悪者ではない、ということです。ガンというのは、あくまでも「自己」です。自分の細胞が変化したに過ぎない。無為な生き方を戒めるために、一過性に出てきているだけだと思う。私の理論で言えば、ガンは70%治せるのですから。「あなた(つまり、私)の生き方はあまりにも激しくて、あまりにも過剰に反応して悩みすぎ。ちょっと急ぎ過ぎだし、ここで目を覚してくださいね」といった体から警告。生き方を変える、チャンスなんです。
上野

そうですね。神様が与えてくれた警告。警告に耳を傾けてこれまでの生活を改め、食べ物にも気を配るようにすれば、体質が変わってきます。
日本人は無宗教の人が多いけど、それでも勿論いいけど、生かされていることへの感謝は宗教に関係ない。だから、私は患者さんにも、「ガンに感謝してください。感謝できればガンは治りますよ」と言っています。その真意を理解して感謝する人は、本当にガンが治っちゃう(笑い)。ガンを恨んでいる人はなかなか治らない。
毎日元気で「ああ、今日も生きていた」と感謝していれば、気持ちも落ち着いてリラックスできる。安保先生の言う、免疫力が向上する(笑い)。
安保


確かに(笑い)。体への警告が出てきたついでに言っておくと、発熱、下痢、発疹など、すべて警告です。それも、治るための反応なんです。「ちょっとつらいけど今は我慢してね。その代わり、今休むと治るからね」という警告なんです。
分かってきたことは、ガンが転移するとき熱を出すんです。この熱を医者は下げようとするんでが、これは体が治そうと「温熱療法」をしているんです。ガン細胞は熱に弱い。この熱を下げてしまうなんて、ガンを応援しているようなものなのに分かっていない。
上野

症状は、体が自分自身を治そうとしている治癒反応。熱で治そうとしているのに、その熱を下げちゃいかんのです、絶対に。
この文明社会で、病気を作る生活を正常だと思い込んでいる人が多い。もう一度、考え直し、自分の体からの声や警告に耳を澄ましていただきたいものです。