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| 癌の先端治療法とは |
がんの治療といえば、かつでは手術、抗がん剤を用いた化学療法、それにX線による放射線治療くらいしかありませんでした。しかし手術はがんの病巣以外の健康な組織をも切除しなくてはならず、抗がん剤は治療効果を求めるほど副作用が強くなる、X線は病巣以外の組織を傷つけるわりに深いところの病巣には効果が低いなど、いずれも問題がありました。
これに対して近年、遺伝子治療やワクチン療法などの新しい治療法が続々と登場してきています。しかし、これらの最新医療がいいことづくめというわけではありません。癌治療法としていまだ確立されていない新しい技術や手法には、さまざまな問題点も残されています。
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●先端医療の問題点
これまで見てた来たような新しく有望な先端医療に共通する問題点は何でしょうか?それはいうまでもなく、その副作用や危険性の側面がいまだ未知数であることでしょう。有望そうな新薬が厚生省でなかなか認可されないのも、そのリスクの責任を誰が最終的に背うかについてのコンセンサスが日本では確立していないからでもあります。
また、初期段階ではそれらの新しい治療が非常に高くつき、幸運な一部の患者しか治療を受けられないという問題もあります。一方で研究段階の治療(臨床試験)は費用はかからないものの、患者の対象が狭められています。たとえ治療効果が高いと予想され、患者自身がその治療を望んでも、病状などの条件があわなければ治療を受けることができません。
しかしこれらはすべての最新医療に共通する問題であり、コストやリスクだけに目を向けすぎると新しい可能性の芽を摘むことにもなりかねません。さまざまな新しい試みが積極的に追求され、がん治療に実際に有効であることが分かれば、がん医学とがん患者にとって大きな前進になるはずです。
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