[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

        医学の発展と伴に……
     Online がん治療情報

天仙液
 中西医結合によるがん治療
 combin traditional chinese and
 western medicine
 がん治療のコンサルト・ルーム
 あさひ医王クリニック
 あさひ医王クリニックで行っている
 代替医療
 がんの温熱療法
 Hyperthermia of cancer
 がんの新しい免疫療法
 New immunotherapy of cancer
 常用キノコ類の成分含有量比較
 西洋医薬の新しいがん治療法の紹介
 がん治療情報関連リンク
 トップペ−ジ



遺伝子療法

がんと闘う遺伝子をがん細胞に組み込む
1990年、アメリカで初めて、免疫システムを利用した癌の「遺伝子治療」が行われました。
 この種の治療では普通、何らの形で患者の免疫を活性化する遺伝子をがん細胞に入れ、それを患者の体内に送り込みます。
 たとえば現在、次のような方法が用いられています。まず、がんに対抗する免疫反応を引き起こすさまざまなサイトカインの遺伝子をがん細胞や患者の正常な細胞の一種(線維芽細胞)に入れます。ついで、がん細胞の場合は放射線を当てるなどして増殖できないようにした上で、細胞を患者の体内に再移植するのです。こうすると、サイトカインが効率的に生産され、癌に対する患者の免疫力が高まります。
 またリンパ球の一種(T細胞)は、がん抗原が単独で存在するときにはそれを見分けることができません。がん抗原が「組織抗原」(人間の体を作っている細胞の多くが持つ物質で、免疫が自分自身であることを確認するために利用する)と結びついたときのみ、それを識別することができます。
そこでいま、組織抗原に関係する遺伝子をがん細胞内に導き入れ、T細胞ががん細胞を効率よく認識できるようにする方法などが検討されています。
 さらに、Tリンパ球や腫瘍浸潤リンパ球はがん細胞を攻撃する能力を持つので、これらの細胞に遺伝子を組み込んで、がん細胞を見分けやすくしてから増殖させ、患者の体内に送り込む方法も試みられています。



日本の遺伝子治療実態
日本の医療は化学技術のほかの分野と同じように、世界の先端を走っている国の一つだということはどなたでもそう思うでしょうが、がん医学の“切り札”といわれている遺伝子治療においては、そうではないのです。
イギリスのワイリー社の2000年5月までの調査によると、世界各国で約3500件の遺伝子治療が行われています。このうちの70パーセント、患者数にして約2400人がアメリカで行われ、20パーセントあまり、730人はヨ−ロッパでされています。残りの10パ−セントが欧米以外の地域ということになります。
日本は、患者数にして10人あまりです。これはイギリス260人、カナダ120人、フランス102人、ドイツ87人にははるかに及びません。
 さらにおらんだ82人、イタリア45人、スイス34人、スペイン33人などからも遠く引き離され、ボ−ランド30人、、シンガポール19人、エジプト15人などより後方とどまっています。
 これらの国のデ−タは数ヶ月遅れて出てくるので、実際には患者数はさらに増えているでしょう。日本の10人は2000年8月時点の数字であり、おそらく中国や韓国よりも少ないと思われます。
遺伝子治療技術の面においてもほとんど欧米、とりわけアメリカからの“借り物”だということです。遺伝子治療における最重要の技術は、用意した遺伝子を病気の細胞へ運び込む“運び屋”(ベクタ−)ですが、その技術のほとんどが欧米に抑えられています。こうして見ると、少なくとも21世紀医学の最大のテ−マとなるであろう遺伝子医学についていえば、日本は世界の中でほとんど存在しないにも等しい国のようにさえ思えてきます。



遺伝子治療研究の最先端
免疫系の働きでがんを消滅させる方法も、最新の研究のひとつです。もし免疫系の働きに携わる物質を刺激してがん細胞だけを攻撃するようにできれば、その効果が非常に大きいものになるはずです。但し、体内の遺伝子とタンパク質のパランスがわずかに崩れても、致死的な効果に結びつく可能性があります。
 動物実験によると、2種類の特殊なたんぱく質--インタ−ロイキン12とインタ−ロイキン18-の組み合わせで全身治療を行うと、著しい癌治療効果があることが分かりました。どころが残念なことに、この同じ組み合わせが別の種類の免疫たんぱく質であるインターフェロン・ガンマを致死量も放出させるという副次的な作用ももっているのです。
 しかし東京大学医科学研究所のある先生では、その問題を回避するある有望な方法を取り込んで実験が行いました。氏の研究では、アイディアの有効性を調べるため、ウイルスのベクタ-を使ってネズミの癌治療を試みました。このベクターはインタ−ロイキン18を作り出す遺伝子を運べるように改造されたものです。そしてさまざまな試みの中で、氏の行ったインタ−ロイキン18治療法だけが、ネズミのがんの根絶に成功したのです。
別の実験では、がんができている臓器の細胞中に見つかった“局所性”のインタ−ロイキン18と、免疫系全体を循環している“全身性”のインタ−ロイキン12の組み合わせによって、がんに対する活動能力が強化されました。この局所性と全身性のインタ−ロイキンの組み合わせは非常にうまくいき、全身性のインタ−ロイキン12と18を用いた場合に見られる副作用も起こりませんでした。
 研究報告によれば、局所性と全身性の組合わせが有効なのは、これがさらに別の種類の免疫細胞ーナチュラルキラー細胞(NK細胞)を刺激するためです。
これらの研究は、本格的ながんの遺伝子治療の可能性をきたいさせるものです。



遺伝子治療の目標はまだ遠い
遺伝子治療は 、遺伝子操作によって正すべき遺伝子はただ1個、ということはまずありえないということです。多くの遺伝子が関係しているはずのがん細胞に真に対抗するには、きわめて複雑な遺伝子システムを再構築しなければならず、その現実はまだ遠い先のように見えるのです。
 たとえば、乳がんや卵巣がんの遺伝子治療において、もっとも単純な方策は、乳房または卵巣を作っている細胞の欠陥遺伝子をすべて、正常な遺伝子と交換することです。しかし現実では不可能ほど限界があります。たとえ単純にコピー遺伝子を送ることができても、望むの治療効果が出ないのです。なぜなら、われわれはまだ、生物の発生や細胞の働きのなかである1個のたんぱく質がどんな役割をもっているのかを完全に理解してはいないからです。
 そのたんぱく質を作り出す遺伝子についてのあらゆる知識と、遺伝子を送り込む真にすぐれた運搬システムなくしては、遺伝子治療はトラプルを引き起こしかねません。置き換えたい遺伝子が単にその働きを失っているだけなら、基本的には正常なコピ−と取り替えればよいのです。しかし、もし変異した遺伝子がそのせいで新しい機能を発揮しているなら、正常な遺伝子をより多く加えるだけでそれを治療できるとは限らないのです。
 さらに副作用、たとえばがんを抑制しすぎることによる悪影響の問題もあります。「生物の正常な機能というものは、つねにたいへん微妙なバランスの上に成り立っているのです。よいことも多すぎれば害になる--それは十分にありえることです。」、ある専門家はこのようにいっています。
 がん細胞の増殖を抑えすぎると、遺伝子治療で置き換えた細胞までもが増殖を抑制されるかもしれないということです。とはいえ、がんを取り巻くこのような不確かな問題をクリアーしようと、今日も世界中の研究者たちが闘い続けています。